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フランス刺繍針の号数 選び方・考え方

#刺繍#刺繍の基本#刺繍初心者

刺繍のお道具

「長い針穴」「尖った針先」で、刺繍糸を使って、目の詰まった布に、刺繍するときに使う「フランス刺繍針」。海外では「Embroidery Needle」と呼ぶそうです。

ポピュラーと言ってもいい『フランス刺繍針』には、針の号数があります。今回は、その【針の号数】がテーマ

針の号数を確認していますか?

刺繍針を

  • 購入する時
  • 使う時

針の号数を気にしていますか?

多くの方が、針の号数が、色々あることを知らない場合もあるし、糸が通ればOKにして、針の号数を気にしないこともあるあるみたいです。

針の号数は何が違う?

針の号数は、数字が大きくなると細くなります。逆に、小さくなると、太くなります。

針の号数と刺繍糸の適合

No.3 6本以上
No.4 5~6本取り
No.5 4~5本取り
No.6 3~4本取り
No.7 2~3本取り
No.8 1~2本取り
No.9 1本取り
No.10 1本取り

上記は「クローバーフランス刺繍針」のパッケージ裏側に記載されています。

例えば、2本取りで刺繍するとして、適合はNo.7 または N0.8   ということになります。

針の号数、どちらで刺繍しますか?

メーカーによって異なりますので、購入時に確認するといいと思います。

*適合とは違う針の号数で、刺繍するという選択肢もあります

なぜ針の号数を考えるのか?

針の号数を刺繍糸との適合表の中で選ぶと、針穴に刺繍糸がぴったり。布に余分な大きさの穴が開かずに、表の仕上がりが綺麗です。仕上がりをより綺麗に、刺繍しやすい。など、針の号数を考えることは、重要です。

適合表とは違う針の号数を選ぶデメリット

適合サイズより針の号数が大きい(細い)場合

針の号数「適合表」より、細い針を選ぶと、針穴に糸が通らない

適合サイズより針の号数が小さい(太い)場合

針の号数「適合表」より、太い針を選ぶと、それだけ布に大きな穴があく

適合表とは違う針の号数を選ぶメリット

適合サイズより針の号数が大きい(細い)場合

針の号数を大きくして、細い針を選ぶと、糸が通らないので、限界があります。
ですので、適合する中で細いものを選びます。

針穴に糸が通る範囲で、針の号数を選び、細い針を使うことで、布に余分な穴が開きません。刺繍糸の通り道だけを開けてあげることができます。刺繍糸の通り道だけをあけると、図案からずれにくくなります。

適合サイズより針の号数が小さい(太い)場合

針の号数を小さくして、太い針を選ぶと、刺繍糸がよれにくくなります。このメリットは、針の号数を変えて、布にかかる負担を減らすことではありません。針の号数を変えて、刺繍糸にかかる負担を減らすことに視点を向けます。

針穴が大きくなることで、刺繍糸が針穴の中で自由になり、よれを防いでくれます。

刺繍初心者さんにおすすめ 針の号数・選び方

各メーカーさんから、数種類の針がセットになったものが、販売されています。まず、セットを購入して適合表と照らし合わせて、刺繍してみるのがおすすめです。

ここに最初に購入する時のおすすめの針をご紹介しておきます
Clover「フランス刺繍針 NO.3〜9

お手頃価格で、手に入りやすいです。

TULIP「フランス刺繍針アソート8種」

個人的なおすすめです。

針の号数・私の場合の選び方

私の場合、ぴったりサイズを好んで選びます。刺繍糸のよれは、都度自分で直します。

2本取りなら 針の号数は。No.8
3本取りなら 針の号数は、No.7
2本取りの時に何も考えず、No.7で、刺すと、やり直したくなることが多くあります。(Cloverの刺繍針で号数を記載しています。)

*刺繍は、毎日感覚が違うことも楽しみのひとつですから、針の号数だけが、仕上がりに影響するわけではありませんが…

針の号数の管理は必要?

針そのものに号数は記載されていないので、パッケージから出してしまうと、わからなくなってしまいます。よく刺繍をされている方なら、触ったり、針穴をみて、自分の好みを使い分けることができますが、初心者さんには少し難しい。

私が刺繍を始めた頃にしていた方法は、ペットボトルの蓋ほどの小さなピンクッションで号数ごとに分ける。大きなピンクッションに、針の号数ごとに挿す位置を変える。などなど…試行錯誤しました。

ここは、ご自身の性格にあった管理方法を、模索してみることをお勧めします

そうこうしているうちに、使う針の号数が絞られてきて、自然と選べるようになっていきますし、刺繍してみて気がつくようになります。

針の号数 〜まとめ〜

  • 刺繍初心者さんは、まず針の号数がいくつか入っているセットを購入してみる
  • 適合表を元に、刺繍をする
  • 自分にあった針の号数を見つける

最後にプラスα

針のメーカーごとの違いを楽しむ

メーカーさんによって、同じ針の号数でも太さの違いなどがあります。しなり具合や針の先端の尖り具合も、メーカーさんごとにこだわりが違います。

よく使う針の太さがわかってきたら、自分の手に馴染む、好みの針を探すのもおすすめです。「針の号数」をちょっと気にして、ちくちく楽しい刺繍時間を過ごしてくださいね!

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この記事の著者

くりもと えみこ

30代後半にキャリアを模索する中で出会った かぎ針編み・刺繍に魅せられ、技術を習得。手芸の魅力を一人でも多くの人に伝えるため、講師として活動を開始。自宅の建て直しをきっかけにアトリエを持ち 45歳から始める習い事 初心者専門教室「ドゥジャンテ」主宰。
埼玉県富士見市の自宅アトリエを拠点に、かぎ針編み・刺繍の 対面レッスン、オンラインレッスンを開催する。「レッスンを受けると元気になる」と明るい雰囲気作りに定評がある。「初心者があきらめずに楽しむ」をコンセプトに癒やされる時間・心地良い空間を大切にしている。

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