かぎ針編み《初心者》シンプルな小物入れ【丸底】
かぎ針編みは、立体的なものを作るのが得意な編み物技法です。その得意分野を活かして、身近なものを作るなら、小物入れがおすすめ。今回は、丸底の小物入れを作っていきたいと思います。本体は誰もが知る長編みだけで作りますので、かぎ針編みを始めたばかりの方も、チャレンジしやすいと思います。
かぎ針編みでシンプルな小物入れ【丸底】を作る時に必要な物
必要な材料とお道具は
- 毛糸
- 毛糸に適合したかぎ針
- とじ針
- ハサミ
材料と、お道具はたったこれだけです。
かぎ針編みでシンプルな小物入れを作る時の形と素材
今回は、丸底で始まり、ストンとした筒状に作っていきます。底の大きさと、深さが編みながら決められることは丸底の良いところだと思います。ちょっとわかりにくいところは、動画などを交えて進めていきますので、参考にしてくださいね。
素材は、どんな素材の糸でも、楽しく作っていただけます。編みやすいウール100%も、ほっこりと温かみのある仕上がりになり、可愛いですね。
コットンの糸で、すっきり仕上げるのもおすすめ。素材で選ぶか、糸の太さを太くして、サクサクっと編み上げていくのか、細い糸を選んで段数を重ね、繊細な小物入れを作っていくのか、好みが分かれます。
しっかりした糸を使うと、形が決まりやすいのが良いところで、柔らかい糸を使うと、フニャッとなることがありますが、使わないときはぺたんこにしてしまっておけるのが、良いところだったりします。
ひとつ、お手元にある素材で作って、その先をイメージしてみてくださいね。
今回使用したのは、糸は【ハマナカボニー】と、かぎ針は8号です。
かぎ針編み《初心者》シンプルな小物入れ【丸底】の作り方
シンプルな小物入れ【丸底】の底を編む
くさり編み4目で、輪を作ります。
1段目:くさり編みで作った輪の中に、長編みを編み付けます。
- 立ち上がりのくさり編み3目
- 長編み11目
- 1段目が編み終わったら、立ち上がりのくさり編み3目の、3目めに引き抜く
2段目:1段目の倍の目数にします。
- 立ち上がりのくさり編み3目
- 同じ場所に、長編み1目
- 1段目の1目に対して、長編みを2目
- 合計24目
- 2段目が編み終わったら、立ち上がりのくさり編み3目の、3目めに引き抜く
3段目:2段目の目数にプラス12目して、合計36目にします。
- 立ち上がりのくさり編み3目
- 長編み2目
- 2段目の1目に対して、長編み1目と、長編み2目を繰り返す
- 3段目が編み終わったら、立ち上がりのくさり編み3目の、3目めに引き抜く
シンプルな小物入れ【丸底】の側面を編む
4段目:目数を増やさずに、長編みを編みます。(36目)
5段目:目数を増やさずに、長編みを編みます。(36目)
シンプルな小物入れ【丸底】の仕上げ
糸処理をしましょう。編み終えた時は、最初と最後の糸が残っています。(途中で色を変えたりしていなければ)
まずは、最初の糸を中心で処理していきましょう。1周させて、ぎゅっと引き絞ります。
編み終わりの糸を処理していきましょう。最終段は、引き抜かずにとじ針で処理すると、見た目が綺麗ですよ。引き抜くはずだった場所に後ろから針を入れて、糸が出ているところに戻します。その後は、内側で目立たないように糸を絡めて、余分な糸を切って完成です。
シンプルな小物入れ【丸底】の完成です!
かぎ針編みでシンプルな小物入れ【丸底】動画
作っている手元を動画にとって、テロップで解説を入れました。手元が見たい方はこちらを参考にされてください。ノーカットで、繰り返しの部分は、3倍速にしてまとめています。
かぎ針編みシンプルな小物入れ【丸底】をカスタマイズ
今回は、すごくシンプルなものをご紹介しました。シンプルだからこそ、アレンジできます。何かの参考になればと思いますので、思いつくところを書き残しておきますね。
- 最終段の上にフリルをつける
- 手縫糸でビーズを縫い付る
- お花を編んでつける
かぎ針編み《初心者》小物入れ【丸底】のコツと注意点
毛糸だけで作るので、あまり大きなサイズの小物入れにすると、形が保ちにくくなることがあります。(毛糸の種類によります)どうしても大きなサイズにしたいけど、形も保ちたいのであれば、プラチックのケースを中に入れて、カバーとして編み地を使うといいかもしれません。
かぎ針編み《初心者》シンプルな小物入れ【丸底】まとめ
今回は、とてもシンプルな形、編み方でご紹介しました。段数を変えるだけで、大きさが代わりますし、糸を変えただけでも雰囲気が変わりますよね。この編み方を土台に、どんどんアレンジを加えて、オリジナルの小物入れを楽しく作っていただけたら、嬉しいです。