レベルごとの学び
刺繍とかぎ針編みの《初めてさんのためのBasic Lesson》初級の生徒さんと、基本のカリキュラムを終えて、いろいろな作品に挑戦中の生徒さん。どのレベルでも、わからないことは、沢山ありますよね。少しずつ理解を深めて、ご自身のペースで楽しんでもらえたら嬉しいな。レベルがミックスされることで、良い刺激が生まれたかな?そんな風に感じた先日のレッスンの様子です。
ここ要チェック
前回のレッスンで、私がInstagramにあげた”大人のとんがり帽子”を編み始めてくださった、Aさん。違うレシピのものを含めて、3つ素敵な帽子を完成させ、見せてくださいました。(下記写真)初めてのモヘア糸にも、挑戦したそうですよ。とても素敵。
先日のレッスンでは、お家で楽しんでいたけれど、わからなかったところを質問したいといくつか編み途中のものを持ってこられました。その1つに、靴下のかかと部分の拾い方がありました。【くさり編みと、長編みの足を割る】という表現が難しかったことと、ふわふわっとした質感の糸だったので、拾う場所が少し見にくかったようです。
印をつけながら進めていましたが、1段編んだところで「なんだか違う気がする…」となりました。確かに何か違う。拾う場所で気になるところがあり、戻って見直したのですが、それでも「なんだか違う気がする…」
編み図を追いかけながらお話をしていると、ヒントは、Aさんの言葉の中にありました。「ここまでお家で編んできて、ここからこう編み始めた」と話していたのですが、《編み図を追いかける方向》が、レッスンに来た時に逆転してしまっていたみたい。そこがわかると、「なんだか違う気がする…」が解決予定。改めて、ご自宅で落ち着いて見直してみてくださいね。
この《編み図を追いかける方向》は、平面だけ、筒状だけだと間違えることはそうありません。靴下の場合は筒状の編み地から、平面の編み地になり、筒状に戻していくので、切り替えの時の方向は重要なのです。ここ、要チェックですね。
繰り返さないため
前回のレッスンから、ハンドウォーマーを編み始めている、Yさん。先日のレッスンは、続きからスタートです。両手分の長編みパーツは編み終わっていて、手首部分は、片方が編み終わっていました。なのであと少し!
覚えているところはご自分で、わからなくなったら質問。途中経過を見ていると、目数が増えている様子。まずは、増えているのか、編み地が緩くなって増えているように感じるのか、確認。目数が増えていたので、どこから、どの場所で増えてしまったのか、確認。違ったから、すぐ解くのもありですが、どこが違うのか知ってから解くのが、おすすめ。同じことを、繰り返さないためです。
段の終わりに、みなさん「ここは編んだ方がいいの?」と、悩むところがあると思います。そこで目数が増えてしまうこと、多いですよ。Yさん、確認しながら頑張りました!その甲斐あって、無事完成(拍手)お疲れ様でした。(下記写真:完成作品)
この後、グラニースクエアの巾着を編み始めてくださっています。編めるようだったら、ぜひぜひご自宅で、編み進めてくださいね。(下記サンプル写真)
とてもお似合い
前回のレッスンで、イヤーアクセサリーのブランケットステッチを刺し始めていた、Hさん。復習も兼ねて、裏側にもステッチを入れることにしました。
Hさん、上達がかなり速いのです。下の写真の左が1度目のレッスン、右が2度目のレッスン。繊細に均一に刺繍ができるようになり、急成長!目に見えて、上達していることがわかります。ちょっとしたコツを、しっかりと実践されたからだと思いますよ。お見事!
裏表に貼り合わせて、金具をつけて《ブランケットステッチで作るイヤーアクセサリー》が完成です。アクセサリー作りは、初めてだったとのことですが、綺麗に仕立ててくださいました。ショートカットに、大ぶりのイヤリング、とてもお似合いです♡
イヤリングを完成されたあと、コンパクトミラーも完成しました。下の写真が完成作品です。こちらも先に刺繍した花部分から、後から刺繍した葉の部分の上達が、目に見えてわかります。上達のスピードが本当に速い。これからが楽しみです。どんどん、上達しちゃってくださいね♪