面を埋める【サテンステッチ】の疑問いろいろ?
サテンステッチを習いたいということで、レッスンにいらした、Kさん。ご自宅楽しまれている、キットにサテンステッチが入っていたそうです。〈綺麗に輪郭が出ない〉というのが、お悩みだったようです。
面を埋めるサテンステッチは難しい?
ずっと刺繍をされている方が、『サテンステッチは、刺繍を10年やっても難しい。』なんて、おっしゃっていたことを思い出しました。思ったように糸が収まってくれないのが、サテンステッチですよね。
刺し方によって、コツが変わるところも、難しいかな?なんて思います。
でもでも!サテンステッチを使うと、刺繍全体にボリュームが出ますし、とにかく可愛い♡作品のどこかに取り入れたいステッチです。
サテンステッチはどんな風に刺したらいいの?
ご自宅で、どんなん風に刺していらしたのかをお聞きしたら、針のアップダウンを繰り返して刺していたそう。やり方が間違いではないのですが、多分…綺麗に刺し進めるためには、難易度が高い方法だと思います。
刺繍を始めたばかりの方に、おすすめの方法をお伝えさせていただきました。針を上から刺し、そのまま次の位置に針先を出す方法。
針を1回1回裏に持っていくよりも、次の位置が決まりやすいので、ステッチが安定してきます。
サテンステッチをすると出てくる疑問
お花を刺繍してくださったのですが、花びら1枚分を終えたところで、どうしてこうなるのかな?という、疑問が沸いていました。
右と左
- 中心から刺してるのに、左右対称にならない
その通りです。Kさんだけじゃないです。人によって右に進む方が刺しやすい方と、左に進む方が刺しやすい方がいます。それを理解して、気をつけて刺せればOK!
左右対称に刺すって、高度な技です。なのに、左右を対象を目指して、中心から刺す方が刺しやすい。不思議ですね。
輪郭
次の疑問は
- カーブが出ない
慎重に刺しすぎることが原因になりがち。
思いきって段差をつけないと、サテンステッチではカーブが描きにくいんです。
他に気をつけたいこと
他には
- 密に刺しすぎる
- 針を布に対して斜めに刺している
などなど…
その時々にちょっとお伝えすると、器用な方ですので、ささっと修正をされていました。さすがですね。ただ、『サテンステッチは難しい。』とおっしゃっていましたので、まだまだこれから伸びしろが多い感じ。楽しみにしています!
サテンステッチでお花の刺繍
とても丁寧に刺繍してくださったので、時間内で作品の完成は難しかったのですが、ご自宅で仕上げて写真を送ってくださいました!
とても可愛いお花に仕上げてくださいました。楽しく完成させてくださったようで、本当に嬉しいです。色々なステッチを習得して、刺繍を楽しんでくださいね♪