編み地の横幅と、段の最後
前回のレッスンで、コースターがもう少しで完成!というところだった、Kさん。ご自宅で続きを頑張って完成した、綺麗な編み地のコースターを、見せてくださいました。完成おめでとうございます!
これで【かぎ針編み初めてさんのためのBasic Lesson】初級が終了です。早速《修了書》をお渡ししましたよ。私のお教室では、各級ごとに、全ての作品を完成された方には、私のオリジナルデザインの《修了書》をお渡ししています。5つの作品を一生懸命作られた、努力を形にして、さらに楽しんでいただきたいからです。《修了書》をみると、『嬉しい♪』と言って、誰もが笑顔になります。「よし!次も頑張ろう」って思ってもらえたら嬉しいな♡
横幅が大きくなる理由
先日のレッスンで、kさんは、中級に進みました。中級最初の作品は、【りぼん】です。(下の写真がりぼんのサンプル)《中長編み》と、《バック細編み》を学びます。そして、筒状になった時の《引き抜き位置》、《編み始め位置》の魔のループ付き。この目は、目数に入るのかとか、1目足りないけれど、これが最後の1目なのかとか、確認していきます。重ね重ね、復習をしながら覚えてほしいことなので、この先も出てきます。最後にバック細編みの可愛さと、実用性が、「魔のループ」を忘れさせてくれるはず。(錯覚かな?)確認しながら編み進めていらっしゃいましたが、Kさんあっという間にりぼんを完成されました。
ちょっと大きく仕上がったのですが、高さはサンプルと変わらずなのです。横幅が大きくなる理由、みなさんわかりますか?
横幅は、次の目を作る時に、針にかかっている糸がゆるんでしまったんですね。いわゆる、かぎ針編みあるあるです。その編み地が、お好みであれば編み手さんの個性なので、もちろんOK!もし気になるようであれば、《針にかかっている糸》に注目してあげてくださいね。
ネット編みの段の最後
続いて、スプレーボトルホルダーを編み始めてくださいました。ニットリングを使って、難しい【輪の編み始め】を避けています。途中にネット編みが入るのですが、そのネット編みも、このキットの課題のひとつ。ネット編みの段数の数え方や、各段の終わり方は、知っておきたいことです。
各段の終わり方は、このキットの場合、くさり編み5目のループなので、くさり編み2目と、長編みで終わります。くさり編み5目で最後のループを作ると、立ち上がって細編みをする場所が、ないですよね。ループの中心を取っていくので、その中心に合わせた終わり方が必要なのです。編み図を目の前に置かず、文章だけで説明するとややこしくなりますから、詳細はレッスンで。サイズ変更などで、くさり編みの目数を変えたい方は、ご相談ください。
Kさん、こちらもあっという間に完成です!おめでとうございます。中級の作品は、小物が多いこともありますが、ご経験が活きて編み地が綺麗で、編むのが早いです。これからどんどん、ご自身がチャレンジしたい内容を楽しんでくださいね。オリジナル作品を、楽しみにしています♪