かぎ針編みで作るテトラポーチ!初心者向けの簡単レシピ
簡単だけど可愛いものや、かぎ針編みのを始めたばかりだけど、復習を兼ねて作れるもの。そういうアイテムがあったらいいな。
かぎ針編みを始めたばかりの頃、私がよく思っていたことです。今は、生徒さんからよく聞きます。同じものばかり編んでいるのも、時には飽きてくるし、だけど何か編みたい。だけど、できるものがわからない。
そんなお悩みがある方に向けた、ほぼ細編みだけでできて、《復習プラス、ちょっと勉強》にもなる、テトラポーチの作り方を紹介します。糸以外の材料は必要ないので、お手元にある余った糸の活用にもなるかも!
テトラポーチを作る時に必要なもの
テトラポーチを作るのに必要なものは、
- 毛糸
- かぎ針
- とじ針
- はさみ
今回は、ハマナカボニーを使いました。かぎ針は7号を使用。あればボタン、なければ編んでボタンを作ります。
テトラポーチの作り方動画
最初に全工程の動画です。
テトラポーチを文字と動画と写真で説明
それでは編み始めていきましょう!それぞれの説明に合わせて、短い動画を付け加えています。参考にしてください。
作り目のくさり編み12目します。この時、編み始めの糸を後で使いたいので、30センチくらい残しておきます。
裏山を拾って、細編みを編みます。
下の写真は、2段目が編み終わったところです。まずは、細編みを24段編みます。
下の写真は、24段編み終わったところです。
細編みの段数の数え方はこちらのブログを参考にしてくださいね。
細編みの減目
25段目から、最初と最後に、1目ずつ減らします。細編みの減目(げんめ)は、編み付ける位置に針を入れて、糸を連れてきたあと、そのまま次の目に針を入れて、糸を連れてきます。針に糸が3本かかったら(下の写真)、糸を引っ掛けて、針にかかっている糸を、全部抜き切ります。これで細編み2目が、細編み1目になります。
各段の最初と最後に減目を繰り返すと、30段目に1目になります。
その後、くさり編みを10目編んでおきましょう。このくさり編みは、後でボタンのためのループになります。
縫い合わせて三角にする
減らし目をした手前の段まで、編み地の端を折り返します。編み始めの糸を利用し、とじ針を使って、片方の側面を巻きかがります。
片方が閉じ終わったら、反対側を閉じます。この時に、三角になるように合わせていきます。下の青い矢印の位置が、赤い矢印にくるように折りたたみます。
最初に閉じた方の端の延長線上を、中心に持ってきます。
両方から折りたたむと、下の写真のようになります。糸を新たに用意して、ここを巻き閉じていきます。
両方閉じ終わると、下の写真のように、三角になっています。
テトラポーチのボタンを編んで作る
ボタンを通すループはそのままにして、ボタンを編みます。
- くさり編み4目(編み始めの糸は後で使うので、長めに残しておく)
- 1つ目のくさり編みに長編み2目の玉編み
- くさり編み3目
- 最初のくさり編みに引き抜く(編み終わりの糸は後で使うので、長めに残しておく)
下の写真が編んだボタンです。
作ったテトラポーチの、ループがくる位置に、とじ針で縫いつけます。
ボタンを縫いつけたら、ループの大きさを確認します。ループの長さが大丈夫なら、とじ針でループを固定し、ボタンを通したら完成です!
色々な色、大きさで、作ってみてください!
テトラポーチの編み図
目数、段数は、お好みで変えてくださいね。ただし、目数は偶数で!最後に減らし目を終える時に迷ってしまうので、注意してください。
本体編み図
ボタンの編み図
テトラポーチまとめ
今回は、細編みだけで編みましたが、長編みで編んだり、長編みと、細編みを繰り返したりすると、それだけで印象が変わるので、ご自身ができる編み方でアレンジを楽しんでください。
また、ボタンを編んでつけましたが、好みのボタンや、お家に眠っているものがあったら、活用してください。その時は、ループの長さを調整してみましょう。そのために、本体を編み終えた時の糸は、長めに残しておくといいですよ。