いつの間にか自信がつくアイテム
同じスタート地点の方がいたり、さくさく器用にこなされる方がいたりした、先日のレッスン。黙々と編む時間もありましたが、終始賑やかなレッスンになりました。デザートは、シュトーレンと、真っ白なルシアンクッキー。ペーパーナプキンは、サンタさんです。もうすぐ、クリスマス。アトリエでも、気分を味わっていただけます様に。
くさり編みが変化
「お花が編みたい!」という目標を持って、初めてご参加くださった、Yさん。少し遠いところから、頑張って来てくださいました。かぎ針を持つのは、ほぼ初めてとのことでしたので、お花の難易度が高いことをお伝えし、ご本人も納得の上で《段階を踏む》ことに。
まずは、《シュシュ》です。しつこい様ですが、【くさり編みは重要です】その重要性はこちらの記事でお話していますので、ご興味のある方は読んでみてくださいね。
びっくりするくらい、「もっとゆるくていいですよ。」と、私が言うので、みなさん驚かれます。もちろん、Yさんもびっくりされていましたが、勘がいいと言うか、柔軟と言うか、どんどんゆるく適正な大きさに変えていかれました。完成した《シュシュ》を見て、すぐにわかるほど、編み始めと、編み終わりでは、くさり編みが変化していました。この日の感覚をずっと持ち続けていただけたら、作り目に苦労せず、進んでいかれると思います。ぜひこれから、一緒にかぎ針編みを楽しみましょう。
迷っている方がいらしたら
そうそう、余談ですが、『段階を踏むというのは、目標を持って基本を学びましょう』ということです。そして、私のお教室は、必死に学ぶという概念がなく、とにかく楽しく基本を学びます。そうすると、
- かぎ針編み=楽しい!ってなる。
- いつの間にか自信がつく。
- 気がつかないうちに上達している。
そして、目標の作品があっという間に、手の届く範囲に入ってくるんです。逆に、基本を無視して作りたいものに一っ飛びすると、「どうして可愛く完成しないんだろう…。」「私はかぎ針編みに向いていないのかな…。」と、楽しいはずのハンドメイドが、苦痛で、自信をなくす原因になりかねないのです。《基本があるから、応用がきく》と言うのは、どんなことも一緒。迷っている方がいらしたら、ぜひ、基本を学んでみてくださいね。
スヌードの難関
スヌードを頑張って編んでいる、TさんとMさん。お二人とも、好みの長さまで長編みを編み終えて、レッスンに来てくださいました。先日のレッスンでは、輪っかにするところからスタートです。同じレッスンで、スヌードを編んでいる方が他にいらっしゃるのは、よくあることですが、同じところからレッスンが始まるのは、初めてかもしれません。「一緒に頑張ろうね!」って、素敵♡
輪にして閉じた時に、目数が合わなかったり、捻るのを忘れていたり、それぞれのペースで進みます。焦ることなく、ポイントを押さえてマイペースに進みましょー!
だって、筒状になって、太さを足していく時にある、段の変わり目がスヌードの難関。ここは、ひたすら質問と説明を繰り返す場所です。《立ち上がりのくさり編み》と、《くさり編み》の区別が必要だったり、引き抜く位置が謎だったりします。他にも、クルンと、マルッと、ドボンとなど、効果音で説明する編み方があり、ほとんどの生徒さんが大混乱。
けれど、いつしか編み終えて、自信をつけてくださる作品のひとつ。お二人にも自信をつけていただきたいな。段の切り替え部分は、「なんとなく理解できてきた…」という様子。質問をしていますが、理解ができていましたから、自信を持って!それでもわからなくなったら、そのままお持ちくださいね。焦らず、マイペースに進みましょー!