刺繍初心者さんが覚えておきたい基本ステッチ
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刺繍を始めたばかりの方にとって、ステッチの種類は沢山あるので、色々チャレンジしたくなると思います。
この記事では、そんな時に、まず最初に覚えておきたいステッチをご紹介します。刺し方を動画でも説明していますので、合わせて参考になさってください。
刺繍の基本を覚えると楽しい理由
たった5種類ですが、覚えておくと、本をみた時に〇〇ステッチのちょっと応用?なんて感じで、違うステッチもできちゃいます。
例えば、チェーンステッチ
ここで解説するチェーンステッチを覚えたら、「レゼーデージーステッチ」も「オープンチェーンステッチ」も本をみて、サクサクっとできるようになります。さらによく図解されている本をみたら、ブロークンチェーンステッチもケーブルチェーンステッチもできますよ。
〇〇ステッチの仲間というように分けた時、「〇〇ステッチの仲間の中で一番シンプルなステッチ」を最初に覚えることで、〇〇ステッチの仲間が理解しやすくなります。
もちろん、ステッチを全て覚える必要はなし。ステッチの名前を知らなくても刺繍を楽しむことができます。これから刺繍を楽しむために、ぜひ動画を参考にして、シンプルなステッチから覚えてみてください。
では、5つのステッチを解説します。
〜アウトラインステッチ〜 刺繍初心者さんが、まず覚えておきたい「どこでもお任せの線を描くステッチ」
図案の輪郭、直線も曲線も、線を描くステッチは沢山の種類があります。ラインを描くステッチを一つ覚えるだけでも、刺繍を楽しむことができます。
下の動画は、「アウトラインステッチ」のやり方を説明しています。《ステムステッチ》とも呼ばれるアウトラインステッチ。
左から右に、図案の線の上を反目戻るように進みます。重なりを浅く小さく刺すと細い線を描くことができます。逆に深く長く刺すと太い線になります。
〜チェーンステッチ〜 刺繍初心者さんが、まず覚えておきたい「鎖のように繋がる太めの線を描くステッチ」
鎖のように、針目がつながっていくステッチです。ラインを刺繍する他のステッチより、少し太めの線を描きます。イニシャルを刺繍する時に、おすすめのステッチです。また、ぐるぐると面を埋める時にも、使いたいステッチです。
チェーンステッチの仲間「レゼーデージーステッチ」は、小さなお花を表現することができるほど、線や面にとどまりません。
下の動画は、「チェーンステッチ」のやり方を説明しています。
刺し始めの位置に出ている、糸のきわに針を入れて、糸をかけながら進みます。刺す幅や、糸の引き具合で好みの太さの線を、描くことができます。
〜サテンステッチ〜 刺繍初心者さんが、まず覚えておきたい「小さな面積を隙間なく糸で埋めるステッチ」
小さな丸はもちろん、花弁や葉、動物を刺繍する時など、様々図案で使うことができます。線ではなく、糸で面を並行に埋めることができるステッチです。並行に刺し進めることは難しいのですが、糸の向き、引き具合が揃うと、糸の質感が最大限に活かされて、美しく、ふんわりと立体感のある表現ができます。
下の動画は、「サテンステッチ」のやり方を説明しています。
比較的小さな面積を並行に刺し進めて、面を埋めていきます。やり方は色々ありますが、この動画では、初心者さんにおすすめの方法を1つご紹介します。
〜ブランケットステッチ〜 刺繍初心者さんが、まず覚えておきたい「縁取りや輪郭を描くステッチ」
ブランケットの縁取りに使われることで名前がついたと言われる、その名もブランケットステッチ。洋裁でもよく使われます。布端にステッチすると、端がしっかりします。縁取りや輪郭を描く以外にも使うことができ、細かく刺繍することで、面を埋めることも可能です。
下の動画は、「ブランケットステッチ」のやり方を説明しています。
ボタンホールステッチとも言われます。糸をかけながら左右どちらかに進みます。ステッチの高さ、幅は表現や用途によって使い分けます。
〜ノットステッチ〜 刺繍初心者さんが、まず覚えておきたい「立体的な点を表現するステッチ」
わかりやすく言えば「結び目」点を表現したい時はもちろん、このステッチだけを集合させて、図案を立体的に表現することもできます。
下の動画は、「フレンチノットステッチ」のやり方を説明しています。
失敗するとほどけないので、一発勝負。ひとつずつ丁寧に、刺繍しましょう。
刺繍初心者さんが覚えておきたい基本ステッチ 〜まとめ〜
5つのステッチいかがでしたか?
刺繍初心者さんが覚えておきたい基本ステッチと題して解説しましたが、他にも基本と言えるステッチはたくさんあります。この記事では、知っておくとこれからの刺繍時間が楽しく、さらに応用しやすくなるステッチを絞りに絞ってまとめました。どのステッチをどこに使うかは、刺繍する方の表現の仕方で、自由です。
それは刺繍の楽しさの1つですから、ぜひシンプルなステッチを覚えるところから始めて、色々なステッチにチャレンジしてください。
プラスα
ステッチが図解されている本を探してみましょう。たくさんの本が出ていますから、ご自身がみやすいと思う本を選ぶといいと思います。1冊あれば、イメージする表現にあったステッチを探したり、新しい発見にも繋がるので、とても楽しいです。図案の本と一緒に1冊、ご自身の刺繍テキストとして、本棚に追加してあげてください。
動画を参考に、基本のステッチを覚えて、ちくちく楽しい刺繍時間を過ごしてください!