上達のコツは、2つあるかも
ポケモンチャレジする?
ストアカ(予約サイト)に登録してある、「刺繍を始めるときに 最初受けて欲しい ワークショップ」にお申込みくださった、Mさん。こちらのワークショップは、作るものが《イニシャル刺繍のバッグチャーム》に決まっています。(下記サンプル写真)
2時間のレッスンで完成を目指し、その中で刺繍に必要ないろいろなことをご説明しています。例えば刺繍糸のことや、刺繍針のこと。お道具一式を、ひとまず100円ショップで色々揃えるにしても、知っておきたいことをお伝えしています。
「刺繍ってどんな感じかな?」という体験と同時に、「始める時は何を通したらいいの?」にもお答えしている感じ。痒いところに手が届く内容になっています。
が…先日のレッスンでは、刺繍をしていない方も一緒に、説明を真剣に聞いているという、なんとも面白い光景がありました。そのくらい、いろいろなお話をさせていただいているのです。不思議ですねー(笑)
話の中心になって刺繍をしていたMさんですが、初めて刺繍をされるのだとか。まさにワークショップの名称そのまま、ご参加くださったのです。きっかけは、お子さんにポケモンのアップリケを刺繍してあげたいと思ったからだそう。ママさんの愛情話を聞くだけで、じんわり幸せな気持ちになります。
刺繍糸の質感を活かす刺し方や、糸を引く方向など、綺麗に刺すポイントをお伝えできるほど、感覚的な余裕を持っていらっしゃいました。ポイントをお伝えすとすぐにステッチに変化が現れるのです。お若いこともあり、飲み込みが早いなーといった印象。これなら、ポケモンのアップリケもすぐに出来上がるかもしれません。
手先がとても器用な方だと思うので、ぜひその器用さを活かして、チャレンジしていってくださいね。
編む時に難しく感じた理由
「小さな時に1度だけ挑戦したことがありました。最近本を見てチャレンジしようと思ったけれど、難しくて、習うことにしたんです」という、Sさん。まずは《シュシュ》からスタートです。
くさり編みの練習をした時に、最初はとてもきつく編まれていたのですが、ゆるくするポイントをお伝えすると、すぐに修正ができたので、早速ヘアゴムへの編み付けをスタートしました。ヘアゴムと繋ぐところが少し難しかったようですが、3回目で私の説明を必要とせず、1人で編み進められるようになりました。
一言でいうと、とても丁寧。ほぼ初めてで、こここまでくさり編みを揃えて編むことができる方がいらっしゃることに、私ひとり驚いていました。こだわるポイントが丁寧って、すごいですよね。私が初心者の頃にはなかった感覚。編むことが楽しくて、ひたすら編んでいただけで、揃えて編むことに頭が回りませんでした。それでも、いつの間にか教える側に回っていましたが(笑)
長所なので、ぜひぜひこの先もこだわって欲しいところです。難しく感じたことは、左手が慣れないかことが理由。右利きの方が、普段使わない左手を、ストッパーだとか、糸をかけるとか、役割を持たせるのですから、プルプル震えたり、つりそうのなったりするのは無理もないことです。ひたすら編めば、慣れます。
ひたすら編めば上達しますか?
ひたすら編めば、上達します。何度も聞いていらっしゃる方が多いと思いますが、上達するには、「毎日糸と針に触れる」これに尽きます。これ以外の方法があるなら、私も知りたい!
あっ!でも上達の秘訣、もうひとつあるかも!「自分は器用」と思い込む。実際に不器用だって、思い込むだけなら誰にも迷惑かけないですからね。私は祖母に、「器用だ」と言われて育ったら、「自分は器用」だと思って大きくなりました。今になるとそれがよかったと思っています。そもそも、本当に不器用な方って、稀です。(私統計ですが)
サンプルにしたい編み地
ご経験があり、基本を学びたいと先月から来てくださっている、Iさん。前回のレッスンで細編みのコツをお伝えしたら、長編みにも応用。この適応能力は、凄すぎて私の説明いらずです。
しっかり引き出して、高さを揃える。この編み地を綺麗にするポイントは、編み続けると夢中になって忘れてしまうことも多いのですが、Iさんはずっとキープされていました。ふんわりした編み地だけに現れる全体の凹凸がしっかりと出ていて、そのまま長編みのサンプルとして使用したいほど、美しい編み地。素晴らしいの一言です。
「お家でできることが欲しい!」と言うお話もあり、最初の【長編みパーツ】を残してもいいかな?と思いましたが、編むスピードが速いので、後半のパーツにまで進みました。編んだことのある方には、早さがわかると思いますが、かなりのハイスピードです。(それでも、編み地が綺麗。)
さらに、つまずく方が多い《段の変わり目》もほぼ解説せず、確認だけでスルッとクリアされました。完璧!よくよく聞けば、お母様も、お姉さまも編み物がお得意とのこと。その影響力は大きいなと、改めて納得です。ご本人が編むことをとても楽しんでいらっしゃることもあり、今後の作品もどのように仕上がっていくのか楽しみです。