【かぎ針編み初心者さん】最初に編んでほしい「基本の編み方」でできる”シュシュ”
お教室に来てくださる生徒さんからよく聞くのは、「本をみてもなかなか理解できない」ということ。
基本が身についたら、一気に世界が広がると言っても言い過ぎではない「かぎ針編み」
せっかく始めるなら、途中で挫折をしないように、基本の編み方で出来上がるものから、少しずつチャレンジしてみていただきたいです。
その1つ目にふさわしいのが、《シュシュ》
もちろん、色々と凝った編み方をする《シュシュ》は、難易度が上がります。
それは、ゆくゆくチャレンジするとして、基本の編み方を2つ使って完成する《シュシュ》をご紹介します。
なぜ基本の編み方でできるシュシュを最初に編むの?
基本の編み方を、2つ覚えることができます。
かぎ針編みを始めるために、知っておきたい4つの編み方のうち、2つの編み方を使ってシンプルで可愛い《シュシュ》が出来上がります。
ゴムを土台に編むので、編み方を覚えることに集中できます。
通常必要な作り目という、土台の代わりに、ゴムが土台になってくれるんです。
かぎ針編みのシュシュを作るために必要な「材料」を準備
- 毛糸
- ヘアゴム
毛糸
初めて編む方にお勧めの毛糸は、ウールです。
アクリル毛糸は、ちょっときしむ感じがします。
コットンは少し硬く感じます
ヘアゴム
輪になっているヘアゴムを使います。
輪になっていない場合は結んでから編み始めます。
シュシュを作るために必要な「お道具」を準備
- かぎ針
- とじ針
- はさみ
かぎ針
用意した糸に合わせて準備します。
糸のタグに書いてある、号数(の範囲)を参考にしてください。
とじ針
なくても完成しますが、あった方が糸の処理が綺麗で、簡単です。
太い毛糸を使う場合、毛糸が通る針穴の大きさか確認してください。
はさみ
毛糸を切るために使います。色が切れれば問題ありません。
かぎ針編み初心者さんに知ってほしい「糸の持ち方」
左利きの方も、右手で針を持つ方が多い、かぎ針編みですので、説明は、右で針を持つ場合です。
- 糸端を持って左手の小指の後ろを通ります。
- 薬指と中指の前を通ります。
- 人差し指の裏を通ります。
- 糸端10センチくらいのところを親指と中指で抑えます。
人差し指の重要性
糸を抑えた親指と中指から、人差し指にかかる糸までの長さは5センチくらいが目安です。
この長さが短いと編み地きつく、長いと編み地が緩くなりやすいです。
編み地の仕上がりを、左右する役割があります。
編むものや、編む糸によって変わります。
小指の重要性
小指は糸のストッパー役です。
毛糸玉と編み地の間で適度な糸の量にしてあげるために、小指に糸をかけています。
かぎ針編み初心者さんに知ってほしい「針の持ち方」
鉛筆を持つように、針を持ちます。
ほかにも…
中指で針を支えるように持つ。
握るように持つ。
持ち方によって編み針を変える
持ち方の癖がある場合は、持ち方に合わせて針を選ぶといいと思います
鉛筆持ちの方へのおすすめ
中指で針を支えるように持つ方へのおすすめ
糸によって持ち方を変える
太い糸や硬い糸を編む場合に、力が入るように、持ち方を変えるといいと思います。
握るように持つことで、力が入り、手が痛くなりにくいです。
どちらにしてもご自身が編みやすく、編み地が安定して、疲れたり、手が痛くなったりしない針がBest!
かぎ針編みの基本の編み方「くさり編み」
この《シュシュ》を作る時には、重要な基本の編み方です。
編み図では楕円形で示されます。
かぎ針編みをするために、切ってもきれないどんな時も、でてくる編み方です。
綺麗に揃ったくさり編みが編めるように、シュシュを作りながら丁寧に編む練習をしましょう。
くさり編みの編み方がわかる動画
かぎ針編みの基本の編み方「細編み」
この《シュシュ》を作る時は、ゴムに編みつける時に、細編みを使います。
編み図では、✖️で示されます。
出番の多い編み方の1つです。
細編みの編み方がわかる動画
かぎ針編み初心者さんが基本の編み方でできるシュシュの作り方
写真と文章で、一緒に作ってみましょう!
ヘアゴムの真ん中から糸を引き出します。
針にかかっている糸の輪に、編み進めていく糸を通して輪を作ります。
鎖編みをします。(お好みの数を編みます。Picは10目)
細編みでゴムに編み付けます。
鎖編みをします。
好みのボリュームまで繰り返します。
かぎ針編みのシュシュを編んだ時の「糸処理」
結ばずにとじ針で糸処理をします。
最初と最後の糸は、つなげずに糸を処理します。
そうすることで、ゴムを伸ばした時に、編み地が影響を受けません。
編み終わったら、針にかかって輪になっている糸を、抜き切って輪を無くします。
糸に針を通します。
編み進んできた方向と、逆に針をいれて、糸を隠します。
余分な糸を切ります。
かぎ針編み初心者さんに最初に編んでほしい基本の編み方でできるシュシュ 〜まとめ〜
ご紹介した編み方だけでも、十分可愛い《シュシュ》が出来、かぎ針編みの基本「くさり編み」「細編み」を身につけることができます。
同じ編み方を繰り返すので手が慣れて、綺麗に編めるようになっていくと思います。手が糸と針に慣れるまで、楽しく練習してくださいね!
慣れてきたら、途中で色を変えたり、糸の種類を変えてみるのもお勧めです。
モヘアの毛糸で編むと、ふわふわしたシュシュが出来上がります。
また、くさり編みの数を変えると同じ毛糸を使っても印象が変わります。
プラスα
《シュシュ》を使わない方は、同じように編んでから、ブローチにしてみてはいかがでしょうか?
簡単に、素敵なブローチにする方法は、下記の写真を参考にしてくださいね!
完成した《シュシュ》を用意します。
真ん中の丸を潰すように一直線にします。
一直線にした両端を寄せます。
フワフワのお花のような形になります。
この状態を保てるように、裏を縫い止めてブローチピンを付けたら完成です。
シャワー台など、土台につけるとより安定して、綺麗な形を保てます。
「【かぎ針編み初心者さん】最初に編んでほしい「基本の編み方」でできる”シュシュ”」を参考に、色々な色、糸で編んで、編み物時間を楽しんでください!