スタートを切った方と、難易度高めのチャレンジと
じっくりとかぎ針編みを学ぶ
「作りたいブランケットがあったけれど、独学では難しかった」とのことで、レッスンをお申込みくださった、Tさん。
ご希望のキットをお聞きしていましたが、最初に色々お話をさせていただくうちに、「基本からやってみよう!」ということになりました。
これでもかー!!!というほど、ブログでもご紹介している【シュシュ】
繰り返しの編み方を覚えるまで、左右の手の使い方など、難しいと感じることが多かったようでした。
それでもじっくりと編み進めるうちに、編み上がってく楽しさを感じてくださったみたい。
じっくり、ゆっくり、しっかりと、学んでいただけたように思います。
1度で全部を理解しようと思わず、わからなかったら、何度でも聞いてくださいね!
くさり編みの【シュシュ】をレッスンで作る
何度もブログでご紹介している【シュシュ】
作品全体の99%が、くさり編みでできています。
細編みも使っていますが、【シュシュ】を編んでいる時には、細編みという言葉をほとんど使いません。
理由は、くさり編みに集中してほしいから。
丁寧に、どのくらいのゆるさで編めるといいのか、じっくりと理解してもらいたいのです。
くさり編みくらい。と、思われるかもしれませんが、本当に大事です。
だって、くさり編みで苦しんだのは、私ですから。
なので、しつこいと思われても、何度も何度も伝え続けているんです。
左右の手の使い方なども含めて、1回のレッスンでお伝えすることは、沢山あります。
全部を、一気に吸収しようと思わずに、何度も質問してください。
作品が完成するたびに、レベルUPしてもらえたら嬉しいです。
最初の課題の【シュシュ】で学んだことが、じんわりと活きていきます。
刺すより潜らせるステッチ
前回のレッスンから、眼鏡ケースを進めてくださっている、Yさん。
ラベンダーの刺繍なのですが、鉢の部分が終わっていて、先日のレッスンでは、メインのラベンダーの刺繍をスタート。
ジャーマンノットステッチを連続して刺す、ケーブルステッチで、ラベンダーを表現します。
糸の行き来は多いのですが、布に刺すのは1度のみのちょっと変わったステッチなんです。
大きく刺しすぎないことと、糸をきつく引かないことがポイントです。
針の動きを見ているだけだと、「???」という感じだったと思います。
ご自身で実際に刺し進めながら、「ポイントはここ!」と、納得できたご様子。
ラベンダーが布の上に咲き始めると、「楽しいです♪」とおっしゃっていました。
仕上がりサイズの話
Yさんは、少し前にベルトカバーを完成されました。
サンプルとサイズが違っていたことを気にされていたようで、ご自宅に帰ってからレシピと睨めっこをしたのだとか。
1段の模様の数が1つ足りなかったことが原因で、横幅が小さくなっていたのですね。
改めて編み直し、先日のレッスンで見せてくださいました。
模様の数と、段数は、レシピ通り。と、いうことでしたが、ひとまわり小さく仕上がっていました。
これはOK!
それぞれの編み地があるのがハンドメイドなので、サイズの大きなものを編むときは、ゲージを取って編めばよいのです。
お教室では、小物を作っているので、ゲージは取りません。
個性として、楽しんでもらいたいのです。
サンプルとサイズが大きくと変わることが気になる場合は、針の号数を変えて対応します。
ご自身の編み方が、きついのか緩いのか、知っておくといいですね。
色々な作品が完成していくと、わかっていきます。
知れたら、対処できるので、全く問題ありません。
よくを言えば、作品や模様編みに合わせて、編み地の強弱がつけられるようになったら、さらに楽しめます。
アレンジを楽しんで復習
先日のレッスンで、アフガン編みで作るカップスリーブが完成した、Aさん。
復習では、スタバのカップにぴったりの《色とサイズ》で編んだ、カップスリーブをみせてくださいました。
もう一つは、ペットボトルのカバー。
手前の一つは、1色で編まれたそうです。
アフガン編みの理解が深まり、迷わず編めたとのこと。
復習の大事さが、よくわかりますね。
こうして、生徒さんが楽しんでくださっているのをみると、私も自分用に作ろうかな!と、刺激を受けるんです。
とても嬉しい刺激です。
楕円形って、難しい
先日のレッスンでは、楕円形の底から編み上げるバッグをスタートさせてくださいました。
楕円形が得意な方っていらっしゃるのかしら?
正直私は、苦手です(笑)
印がないと、迷子になります。
なので生徒さんにも、印をつける場所を編み図に書き込んでもらってから、編み始めてもらうようにしているんです。
もちろん、Aさんにも。
常に編み図と睨めっこをしていないと、目数が合わない気がして、なかなか進まない楕円形。
Aさんの真剣な目と、時々聞こえる小さなため息が、楕円形の難易度を物語っていました。
私のキットのバッグのレシピでは、8段目までが難しい。
その8段目まで、レッスンで進めることができました。(拍手)
お疲れ様でした。